4.資本効率分析
(1)回転率と回転期間
①回転率
回転率とは、その売上高を得るために、1年間に資本又は資産が何回利用された
かを意味します。資本回転率が高ければ、資本効率はよいと言えます。回転率は
一般に、分子に年間の売上高を、分母に対象となる資本又は資産をとって計算します。
②回転期間
回転期間とは、資本又は資産が1回転するのに要する期間を意味します。
回転期間が短ければ、資本効率はよいと言えます。
(2)総資本回転率と総資本回転期間
①総資本回転率
経営活動の能率を判断する指標で、資本の有効な利用度を示すものです。
総資本回転率=年間の(純)売上高/総資本(期首・期末平均)
②総資本回転期間
回転率の逆数で表されます。
総資本回転期間(月)=総資本(期首・期末平均)/年間の(純)売上高×12
=総資本(期首・期末平均)/年間の(純)売上高÷12
したがって次式が成り立ちます。
回転期間=12/回転率 回転率=12/回転期間