PR

3節 企業分析Ⅴ・Ⅵ



5.成長性分析




通常、増収率とは、売上高成長率のことを意味しています。




(1)売上高成長率




売上高成長率(%)=当期売上高/前期売上高×100




(2)利益成長率




利益成長率(%)=当期利益/前期利益×100






6.損益分岐点分析




(1)損益分岐点分析の意味




企業の将来の利益計画を立てる場合、売上高の増減によって費用と利益が
どのように変動するかを把握しなければなりません。このような売上高、費用、
利益相互間の分析に用いられるのが損益分岐点分析です。

損益分岐点とは、売上高と費用とが均衡し、損益がゼロとなるときの売上高を
いいます。

損益分岐点を算定するためには、すべての費用を固定費と変動費に区分しな
ければなりません。固定費とは、売上高の増減に関係なく発生する費用をいう
のに対し、変動費とは、売上高の増減に比例して発生する費用をいいます。




(2)損益分岐点分析の公式




外務員試験の損益分岐点分析については、まず以下の公式を覚えておいてください。




損益分岐点売上高=固定費/1-変動費/売上高







損益分岐点比率(%)=損益分岐点/売上高×100







変動費率=変動費/売上高  限界利益率=1-変動費率